スポーツに「しつけ」の役目を期待する親たち
原瀬瑞夫:増補いまスポーツで子どもが危ない,五月書房,1992。
第1章 少年スポーツが抱えている問題点,p.p36-38同名より転載
部活で根性がつく
辛抱強い子になれる
礼儀正しくなる
などと思い込んで,スポーツに子どもを預けっぱなしにします。
「先生,いうことを聞かなかったら殴ってやってください」
という親もいるそうです。
つまりはスポーツに「しつけ」の役目を期待しているのです。しかし
スポーツで培われた資質が,他の分野でも好ましい影響を発揮する
という考えには,否定的な意見が多いのです。グランドでは,折目正しい節度のある態度をみせていた子が,
私の診療所では,早く治療をすませて帰ろうとするあまり,自分勝手な行動をするさまを何回となく経験しています。

教育第一のスポーツから,あるいは人間形成論のスポーツから子どもを解放しないことには,子どもたちは救
われない
でしょうし,けがも減らないでしょう。
その実践の主要な担い手の一人は,まず親であるべきです。スポーツで体と心を鍛えるという意味や方法を,
当然のことながら子どもは知りません。大人についていくしかないのです。子どもは,自分で自分を守ることのでき
ない存在といえます。そんな子どもたちを守る最短距離にいるのは,実は両親なのですから。
<つづき>
遊び
玉木正之:スポーツとは何か,講談社現代新書,1999。p.p18-24
【遊び好きの日本人】
【スポーツと遊び】
【スポーツの定義】

【スポーツを遊べなかった日本人】
【日本文化の「道」という遊び方】

【スポーツの第一義的価値は無視された】
【スポーツを楽しむ−−スポーツにおける近代日本の超克】
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